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ハイリスク型HPVの中に宿る超ハイリスクタイプとは

事実を把握し、リスクを知る

 

子宮頸がん検診における併用検査

初回の検診時に前がん病変の検出をより確実にします

子宮頸がんの発症率をさらに減少させようと考える関係者の間で子宮頸がん検診の新しい取組みが始まっています。その取組みでは、30~65歳の女性 を対象に細胞診とHPV検査(ハイリスク型HPV一括検査とHPV 16型およびHPV 16型/18型の個別タイピングの検査)を併用して行っています。

細胞診単独では1回のスクリーニング検査での検出感度は低くなります1,2。定期的に検診を受けることで検出感度は向上しますが、その間に検出されなかった病変が進行している可能性があります。6万人以上の女性を対象とした研究の概要で、1回のHPV検査で子宮頸がんおよび前がん病変の検出感度が約90%であることが示されており2、子宮頸部前がん病変とがんの検出において、細胞診とHPV検査の併用は細胞診単独よりも優れていることが明らかになりました。

細胞診陰性でHPV 16型または18型陽性の女性では、およそ10人に1人高度子宮頸部病変が認められます3

HPV検査と広く信頼されている細胞診を併用することによって、臨床医は前がん病変のリスクを見極める機会が増し、女性にとっては前がん病変のリスクがあるのかはっきりとさせることができます。

併用検査の意義

  • 細胞診で見落とされた前がん病変のある女性または前がん病変のリスクのある女性を特定します
  • 最も治療が必要な患者に焦点をあて、またリスクが極めて低い多くの患者に対しては不安を軽減し、不必要な介入が行われないようにするリスク層別を明確にします。

HPV検査の利点

30歳以上の女性における子宮頸がん検診に細胞診とハイリスク型HPV一括検査を併用したときの利益を裏付けている文献が増えています。米国における大規模な観察研究においてHPV検査は次の点で推奨されています4

  • 発症率は低いが、細胞診単独では前がん病変の検出が困難で特に死亡率の高い腺癌の特定
  • 細胞診・HPVともに陰性の女性における安全な検診間隔の延長

専門家の意見

追加研究からわかるHPV検査の役割

ビデオは教育的目的で作成されており、全体を通して演者の意見にロシュが関与しているものではありません。


参考文献:

1. The ASCUS-LSIL Triage Study Group. Results of a randomized trial on the management of cytology interpretations of atypical squamous cells of undetermined significance. Am J Obstet Gynecol. 2003;188(6):1383-1392.

2.Cuzick J, Clavel C, Petry K, et al. Overview of the European and North American studies on HPV testing in primary cervical cancer screening. Int J Cancer. 2006;119(5):1095-1101.

3.Wright TC Jr, Stoler MH, Sharma A, et al. Evaluation of HPV-16 and HPV-18 genotyping for the triage of women with high-risk HPV+ cytology-negative results. Am J Clin Pathol. 2011;136(4):578-586.

4.Katki HA, Kinney WK, Fetterman B, et al. Cervical cancer risk for women undergoing concurrent human papillomavirus and cervical cytology: a population-based study in routine clinical practice. Lancet Oncol. 2011;12(7):663-672.