この女性の管理はどのように行いますか。
コルポスコピーでは病変認められず
ASCCPのガイドライン
細胞診ASC-USでハイリスク型HPV陽性の女性にはコルポスコピーを推奨しています
21歳以上の女性におけるASC-USトリアージ
ASCCPのガイドラインでは細胞診ASC-USの場合、ハイリスク型HPV検査もしくは、6か月と12か月後の細胞診再検査もしくは、直ちにコルポスコピーの受診を推奨しています。
日本産婦人科医会によるガイドライン
細胞診ASC -USの場合、 ①高リスク型HPV検査やで、 ②6カ月以内に再検査細胞診の2つの方法がありますが、あなたは①望ましいです。以降の処理のために、我々はASCCPのトリアージを遵守します。 HPV検査が陰性であれば、他の言葉では、それは12ヶ月後に細胞診を再検査します。 HPV検査が陽性であれば、すぐにコルポスコピーにより詳細な検討を行いました。
HPVタイプ別 CIN2以上の病変が存在する絶対リスク
細胞診ASC-US群におけるCIN2以上の病変が存在する絶対リスク2(ATHENA スタディー)
5年前に行われた細胞診NILM、今回の細胞診もまたNILMですがHPV16型陽性
ACOG,ASCCP,ASCPそしてACSのガイドライン:
30-65歳における併用検診
ACS(米 国がん協会)、ASCCP(米国コルポスコピー・子宮頸部病理学会)、ASCP(米国臨床病理学会)の3学会合同による子宮頸がんの予防と早期発見を目的 としたガイドラインを2012年3月に発表しました。ACOG(米国産婦人科学会)は2012年11月に子宮頸がん検診の新しい診療報告を行いました。 ACS、ASCCP、ASCP合同のガイドラインはACOGと同様に30-65歳の女性において3年間隔の細胞診よりも5年間隔のHPV検査を用いた併用 検査の方が望ましいとしている
スクリーニングにおけるタイピングの役割3.4
ACOG,ASCCP,ASCP そしてACSでは30-65歳の女性において細胞診NILMであってもハイリスク型HPV一括陽性の場合、HPV16型、HPV16/18型のタイピング を推奨しています。または、これらの患者の管理に細胞診とHPV検査による12か月後のフォローアップという方法もあります。
細胞診陰性の女性における高度子宮頸部病変の絶対リスク
コバスHPVテストではハイリスク型HPV一括検査に加え、特にリスクの高いHPV16型とHPV18型も同時にタイピングできるため、ガイドラインに従った診療を行う上で有用な検査法です。
NILM群におけるCIN2以上の病変が存在する絶対リスク3(ATHENA スタディー)
略語:
参考文献:
1. American Society for Colposcopy and Cervical Pathology. HPV Genotyping Clinical Update. http://www.asccp.org/ConsensusGuidelinesHPVGenotypingClinicalUpdate/tabid/5963/Default.aspx. Accessed June 2011.
2. Stoler MH, Wright TC, Sharma A, et al. High-risk human papillomavirus testing in women with ASC-US cytology: results from the ATHENA HPV study. Am J Clin Pathol. 2011;135(3):468-475
3. The American Congress of Obstetricians and Gynecologists. ACOG Practice Bulletin. Clinical Management Guidelines for Obstetrician-Gynecologists: Screening for Cervical Cancer. November, 2012
4. Saslow D et al, Journal of Lower Genital Tract Disease, Volume 16, Number 3, 2012
5. Wright TC Jr, Stoler MH, Sharma A, Zhang G, Behrens CM, Wright TL. Evaluation of HPV-16 and HPV-18 genotyping for the triage of women with high-risk HPV+ cytology-negative results. Am J Clin Pathol. 2011;136:578-586